初めてのアンドロイドアプリ開発振り返り

公開日: : 最終更新日:2014/01/26 Android ,

始めてのアンドロイドアプリ開発が落ち着きをみせてきた。まだ熱が冷めないうちに簡単に振り返っておく。

  1. model クラスに android 固有のクラスが含まれてしまった
  2. Controller(Activity クラス)と View の境界が曖昧になってしまった
  3. AsyncTask を継承した非同期処理を行うクラスには画面に関する要素を持ち込まない
  4. やっぱり単体テストはあったほうがいい
  5. テスト仕様書は面倒でも作成する

model クラスに android 固有のクラスが含まれてしまった

単純な仕様が多かったので、JUnit を使った単体テストは書かない方針でスタート。

とはいえ、仕様を確認する意味でも単体テストを書きたい場面がポツポツとあって、テストケースの作成を試みるのだが、android 固有のライブラリをガチガチに使っているクラスなので、テストケースが実行出来ないってことが多々あった。

(設定などに不備があって実行出来ないだけなのかもしれないが)これまでの開発経験を元に考えると model クラスには android 固有のライブラリを持ち込まないほうがいい。

android 固有のライブラリが必要な場合は、そのライブラリを扱うクラスを介して行う。直接そのライブラリには関与しない。
こうしておけば、テストケース内はモックで差し替えが効くのでライブラリに依存しなくなる。
データベースへのアクセスを行う DAO クラスをテストではモックに差し替えるイメージ。

手間が増えるのでイヤがるメンバーがいるかもしれないが、こんな感じで作ればいいんだよ的な実例を見せれば理解してもらえるかもしれない。どうせ否定的なメンバーは単体テストを書かないから、コピペで済ませられるぐらいの手間だけだよ、を見せればいい。

Controller(Activity クラス)と View の境界が曖昧になってしまった

MVC 的なことを開発当初は意識していたが、だんだんと気にしなくなってしまった。特に V と C。言い訳だがこんな背景があった。

  • 会社も開発メンバーもアンドロイドアプリ開発が始めてだった
  • 開発メンバーのスキルに差があった
  • 納期が厳しくて「そんなことより今は動くことが優先!」になった

正直なところ、落ち着いてきた今も V と C の境界は曖昧なままだ。コードを分散すると、onClickListener の実装などで「無名クラス」を使ってさらっと済ませられなくなる。「逆に面倒が増えるだけでは?」っとも思っている。
まだ自分の中で正解が出ていないので、ひとまず思っていることをメモしておく。

  • ProgressDialog の表示・非表示程度は Activity クラスに書いていいだろう
  • 例えば、データベースから取得した値を Spinner にセットする、みたいなことは View がいいだろう
    • Spinner をラップしたクラスを作って、設定するデータとイベント処理するクラスをコンストラクタなどでもらうようにすれば汎用的に使えそう
  • Activity クラスのスーパークラスを作成し、そこに Spinner や EditText などの共通処理を書いたが、これは分割して View にするべきだった
  • Activity クラスのスーパークラスには画面遷移や Intent などの処理に特化すべきだった

AsyncTask を継承した非同期処理を行うクラスには画面に関する要素を持ち込まない

WebAPI を叩くとか画像をダウンロードするといった処理は AsyncTask を継承したクラスで行うが、当初次のような処理をこのクラスがやっていた。

  • ProgressDialog の表示・非表示
  • 画面に表示されているボタンや EditText を操作出来なくする
  • Toast を使ってメッセージを表示する

AsyncTask から次の AsyncTask を呼ばなければならない部分があって「あっ、コレじゃダメだ」と気が付いた。

考えた挙句、Activity クラスに callback メソッドを持たせて AsyncTask から呼んでもらうことにした。

  • Activity#callbackSuccess → 非同期処理が成功したら AsyncTask#onPostExecute から呼んでもらう
  • Activity#callbackFailure → 非同期処理が失敗したら AsyncTask#onPostExecute から呼んでもらう

各 callback メソッドで上に挙げたような処理をやることで、AsyncTask を継承した非同期処理を行うクラスは画面に関することから解放される。

もっとスマートな実装方法があるんだろうけど、ひとまずコレで必要十分だったし、「あー、気が付けて良かったなぁ」って満足感があった。

やっぱり単体テストはあったほうがいい

動作確認を実機で行うのは手間だ。アンドロイドアプリ開発に限った話ではないが、ビジネスロジックの動作確認は単体テストで確認できたほうが効率がいい。

コアな部分だけでもいいので「壊れていないこと」がサッと確認できるようにしておきたい。

テスト仕様書は面倒でも作成する

ある理由からテスト仕様書は作成せずに、作ったものを短いサイクルでお客さんに動作確認してもらうってスタイルを取ることになった。なので、サッと動作確認はするが、「こういう動作確認はしましたよ」的なテスト仕様書は作成しなかった。

これがカオスの始まりだったんじゃないかと思う。

短納期だったり、ちゃんとした仕様書は無く、そのくせ仕様変更が多々あったりで、お客さんも含めて混乱することがあり一時的にギクシャクしたことがあった。

ドキュメント作成は確かに面倒なのだが、自分たちを守る意味でもやっておかなければならないことだと思う。

経験を積ませるために後輩がリーダーを務めたが、この経験で何かを学んでくれると嬉しい。
あと、特にアドバイスしなくてごめんなさい。

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