保存ダイアログを表示させてファイルをダウンロードさせる方法

公開日: : Java

例えば、ブラウザに表示している画像は右クリックを使ってダウンロードできますが、左クリックから保存ダイアログを使ってダウンロードさせることもできます。

画像の大きさをリサイズするサービス Resizer では、この方法でリサイズした画像をダウンロードさせています。

この方法の実装方法をメモしておきます。

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photo credit: All rights reserved by Dell’s Official Flickr Page

目次

1. レスポンスのコンテントタイプとヘッダを設定する

画像や zip などのコンテンツをダウンロードさせるには、コンテントタイプ(Content-Type)に “application/octet-stream” を設定したレスポンスを返してやります。

“application/octet-stream” が設定されていると、多くのブラウザは「このコンテンツをダウンロードしますか?」とダイアログを表示させる実装になっているそうです。
なので、この仕組みを使ってコンテンツを自分のマシンにとり込んでしまうというわけです。

項目はコンテントタイプ以外にもヘッダに次のものを設定します。

  • コンテンツの名称
  • コンテンツのサイズ(容量)

コンテンツの名称はたいていの場合ファイル名になると思います。
ダウンロードさせる画像ファイルや zip ファイルなどの名称をそのまま設定すれば OK です。

コンテンツのサイズはダウンロードさせるコンテンツの容量になります。
単位はバイトです。

2. Java によるサンプルソースコード

Java でこの処理を行うサンプルを書いてみました。
他の言語でもやることは変わらないと思うので、参考にはなるんじゃないかと思います。

/**
 * コンテンツ({@code File} オブジェクト)をダウンロードする。
 * 
 * @param response コンテンツをダウンロードするのに使用する {@code HttpServletResponse} オブジェクト
 * @param file ダウンロードするコンテンツを格納した {@code File} オブジェクト
 * @throws FileNotFoundException 画像ファイルが存在しなかった場合
 * @throws IOException 画像ファイルの読み書きに失敗した場合
 */
public void download(HttpServletResponse response, File file) throws FileNotFoundException, IOException {
    setUpResponseForDownload(response, file);

    copyFileToResponse(response, new FileInputStream(file));
}

/**
 * コンテンツをダウンロードする際のレスポンスを設定する。
 * 
 * 次をレスポンスとヘッダに設定する。
 * 
 * <ul>
 * <li>ContentType に "application/octet-stream" を設定</li>
 * <li>Header にコンテンツの名称を設定</li>
 * <li>Header にコンテンツのサイズ(容量)を設定</li>
 * </ul>
 * 
 * @param response コンテンツをダウンロードするのに使用する {@code HttpServletResponse} オブジェクト
 * @param file ダウンロードするコンテンツを格納した {@code File} オブジェクト
 */
private void setUpResponseForDownload(HttpServletResponse response, File file) {
    response.setContentType("application/octet-stream");
    response.setHeader("Content-Disposition", "attachment; filename=\"" + file.getName() + "\"");
    response.setHeader("Content-Length", String.valueOf(FileUtils.sizeOf(file)));
}

/**
 * コンテンツをレスポンスに設定する。
 * 
 * @param response コンテンツをダウンロードするのに使用する {@code HttpServletResponse} オブジェクト
 * @param inputStream ダウンロードするコンテンツの {@code InputStream} オブジェクト
 * @throws FileNotFoundException 画像ファイルが存在しなかった場合
 * @throws IOException 画像ファイルの読み書きに失敗した場合
 */
private void copyFileToResponse(HttpServletResponse response,
        InputStream inputStream) throws IOException, FileNotFoundException {
    IOUtils.copy(inputStream, response.getOutputStream());
}

コンテンツのサイズ(容量)を計算する方法として Commons IOFileUtils#sizeOf メソッドを使っています。

同様に、コンテンツをレスポンスにセットする方法として [IOUtils#copy](http://commons.apache.org/proper/commons-io/javadocs/api-2.4/org/apache/commons/io/IOUtils.html#copy(java.io.InputStream, java.io.OutputStream)) メソッドを使っています。

Commons IO には、ファイルを扱う際のちょっとした処理がたくさん定義されています。
工数を削減するためにも、どういうものが用意されているのか一度ざっと見ておくことをおすすめします。

3. まとめ

保存ダイアログを表示してファイル(コンテンツ)をダウンロードさせる方法のまとめです。

  • コンテントタイプに “application/octet-stream” を設定する
  • ヘッダにコンテンツの名称を設定する
  • ヘッダにコンテンツのサイズ(容量)を設定する

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